CENTRAL JAVA

７世紀末〜８世紀　シヴァ派　マタラム王家のサンジャがシヴァの聖地として建立。標高2000mの高原に８つの建物が残る。

８世紀末〜９世紀　シヴァ派　Ⅰ〜Ⅸまでのグループに分けられているがⅥ〜Ⅸは廃墟。ウンガラン山の山麓を遺跡を見ながら廻るハイキングはとても楽しい。

760~847年　シャイレンドラ王朝　宇宙三界を表す曼荼羅。504体の仏像と1460枚の仏教逸話のレリーフ。ジャワの密林の中の圧倒的存在感。

800年前後　シャイレンドラ王朝　身舍に彫られた八大菩薩、入口の鬼子母神、毘沙門天、内部の石仏。

800年前後　シャイレンドラ王朝　身舍に彫られた聖樹カルパタールとキンナラ、キンナリーが素晴らしい。

８世紀後半　５つの祠堂が並んでいた。内部には、阿弥陀、不空成就、毘盧遮那、阿閦、宝生の5仏が安置されていた。基壇の角のシンハが良い。

778年、現在のものは９世紀前半　ターラー菩薩を安置していた。文様やカーラマカラオーナメントが素晴らしい。文様はクメールやチャンパに影響を与えた。

850年頃　マタラム王朝　ピカタン王 南北２つのグループからなる仏教コンプレックス。北プラオサンの主寺院は三部屋に別れており、それぞれ素晴らしい仏像が安置されている。当時は三階建てになっていた。

９世紀前半　ヴィハーラ（僧房）遺構。三階建てで木造の床が2層になっていた。内部は三部屋になっている。

９世紀前半　仏教系チャンディコンプレックス。中央祠堂を取り囲んで253棟の小祠堂が配置された建築群で大乗仏教の宇宙観を表している。完成した姿を見たい。

９世紀　セウに付属する寺院で食料庫と言われている。

９世紀　サトウキビ畑の中にこつ然と現れる。内部の不思議な彫刻。

865年　マタラム王朝のピカタン王とその王妃となったシャイレンドラ王朝のプラモダワルダーニの強力によって建立。シヴァ堂、ヴィシュヌ堂、ブラフマー堂を中心とする大小240棟のチャンディコンプレックス。ラーマーヤナの浮彫りに魅了される。

８~9世紀　ロロジョングランの父ボコと呼ばれる王の宮殿跡。楼門と基壇、沐浴場、などが残る。見晴らしが素晴らしい。

９世紀　主堂とその前に３つの小祠堂からなる。丘の上にあるので見晴らしが良い。

９世紀前半　シャイレンドラ王朝　主堂の中から遺骨が発見された霊廟寺院。本尊は阿弥陀仏。基壇の動物の浮彫り（パンチャタントラ）が素晴らしい。

９世紀前半　10世紀のメラピー火山の大噴火で火山灰に埋もれ、1969年畑の中から見つかった。従って保存状態が良い。